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2024.12.13

ライフスタイル

【親子で読める!中学受験の話】あこがれの中学校「実践女子学園中学校高等学校」オープンキャンパスをリサが取材!

礼節や日本文化を重んじ、世界への視野を広げる 〜実践女子の教育の特色を取材〜


後半では、同校広報ご担当の羽生田先生に学校の特色や教育環境・設備などをお聞きしました。若者の街・渋谷の学校ならではの教育と伝統的な礼節・作法の学びを両立する、実践女子独自の魅力が見えてきました。

――実践女子の教育には「実践教育」「全人教育」という言葉がキーワードにあると思います。これらの言葉にある思いをお教えください。


羽生田先生「まず『実践教育』ですが、本校の学校名に実践とあるとおり、どんなことでも『まずはやってみる』ということを常に大事にしています。入学直後はグローバル教育や探究教育、礼法などさまざまな分野において敷居を低くして全員が体験、活動します。そうしたところから6年間を通して徐々に学びを深め積み重ねていくのが、本校が大切にしている姿勢です。

『全人教育』もそれに大きく関わっています。
学習や学校行事、部活動など多様な体験を通して、将来、自分がどんな人になりたいかを考えてもらうことを大事にしています。将来どんな人になりたいかを考えることで『今、何をすべきか』が見いだすことができ、本校での学習や活動がより意義のあるものになっていくと考えています」

――実践女子の学びの3つの柱として「グローバル教育」「探究教育」「感性表現教育」があるとお聞きしました。こちらの具体的な内容について教えてください。

羽生田先生「『グローバル教育』は、中学生段階から国内で国際的な学びが積み重ねられることが特徴です。例えば渋谷という所在地を生かしたカリキュラム『渋谷 異文化交流体験プログラム』、異文化交流にこそ求められる日本文化の理解を深める『日本文化実習』という科目などがあります。それらの学びが、高校生段階での海外での留学や研修につながります。

そのほか、本校ではグローバル研究部が模擬国連に参加し、優秀な成績を収めています。2024年にはニューヨークで行われた世界大会に日本代表として参加しました。ただ上手に英語を話すのではなく、今の国際情勢に沿って課題を把握し、解決にむけて考えるという現実社会に沿った国際教育が行われている人気の部活です。



『探究教育』は、中学1年〜高校2年にかけて5年間を通した段階的できめ細かなカリキュラムが用意されています。『未来デザイン』という本校独自の探究授業では、発達の段階ごとに問題の捉え方や探究の仕方を学んでいき、2年生で一つの集大成となる研究成果を発表する機会があります。

『感性表現教育』では、必修で礼法の授業があります。中学1年生と高校3年生で1年間学ぶことになっており、ただ単に作法の『型』を覚えるだけでなく、作法を通して人を思いやる心を養います。

さらに、充実した学校行事も感性表現教育の一環です。ときわ祭や運動会、移動教室などで他者と協働して活動したり自己表現したりする経験を積み重ねることで、社会性を養っていきます」





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Photo/Arai Yuka Text/Masaki Yoko

タグ: 中学生 山腰理紗親子で読める

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