2024.12.24
舞台+ライブ
須賀健太さん演出☆ 劇団「ハイキュー!!」新作公演 マスコミ発表会 in ジャンプフェスタ2025をレポート!
メインビジュアルは、お客様への約束の手紙。そこにこめられた想い。
鎌苅:先日12月16日に情報が解禁されたメインビジュアルを見ていきましょう。
野上:一枚に全員いるっていうのがポイントです。やっぱり劇団「ハイキュー!!」としては、劇団員全員がここにいて、みんなで作っていくよっていう表明みたいなものなので。それがみなさんに伝わったら嬉しいなと思います。
鎌苅:数々の作品のメインビジュアルは、原作の大事な部分を撮るものなんですか?
野上:そうですね。まず、このビジュアルを見たお客様が「観てみようかな」というきっかけにならなきゃいけないんですよね。舞台は映画と違って予告編があるわけではなく、ビジュアルは「いいものを見せますよ」っていう私たちからのお約束のお手紙みたいなものなので、そこに気合いを入れます。ビジュアルを見て「似てる」とか「似てない」とか、そこから入っていいと思うんです。「似てる」って思ったら、この人たちが本当に動いているところが見たくなるはずなので、そういう意味では素晴らしいお手紙をみなさんにお渡しできたんじゃないかなって思ってます。
加藤:かっこいいですよね、これ! キャラクター全員がいると、見た瞬間に圧を感じるというか……全員集合してるっていう嬉しさもあります。あとここ、僕ど真ん中にいるんです、見てください!
須賀:さすがにわかるよ(笑)!
加藤:ひとりひとり見るのに10秒とかじゃ足りないと思うので、何十回も見て楽しみにしていただければと思います。
湊:僕はここにいます(ビジュアルを指差す)。
須賀:わかるよ、さすがに。多分わかってる。
湊:ひとりひとりのビジュアルから個性が出てるというか。このビジュアルだけ見ているだけでもすごくワクワクしてきました。
須賀:前作もそうだったんですけど、あえてチームごとに対比しないようにしていて。もちろんコンビのキャラは近くには配置しているんですけど、劇団は誰が欠けてもいけないし、全員で作ることを表現する意味でも、あえてチームをごちゃまぜにしているのがひとつのこだわりです。あとは、福永だけカメラ目線じゃないっていう(笑)。何人かの撮影だけ立ち会わせていただいたんですけれども、ちょうど福永の部分も見させていただいて。カメラ目線じゃなくてもかわいいんじゃない?ということで。
出演キャスト25名のキャラクタービジュアルも公開!
若林:僕、ここです(ビジュアルを指差す)。
須賀:わかるわかる!
東:なんだったら名前まで入ってる、これは!
鎌苅:どうですか? 自分の写真を見てみて。
加藤:前よりちょっと成長してます……?
若林:僕も前と比べると、表情からちょっと落ち着きが生まれたかなって。
鎌苅:続いて音駒! さあクロ、どうですか?
大村:そうですね、僕ここにいるんですけど(ビジュアルを指差す)。
須賀:わかるよ。
大村:すごい似させていただいたなって感じですね。
須賀:初めて聞いたんだけど(笑)! 似させていただいた。
東:似ていただいたって感じですね、こちらからすると。
大村:いい感じに撮っていただいて本当にありがたいです。
鎌苅:そしてなんといっても猫又監督(大高洋夫)と、烏養一繋(木村靖司)さんもいらっしゃいますが。
須賀:お二人には、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」から続投という形で、今回お話をさせていただきました。音駒の横断幕にもある「繋ぐ」というのは、バレーボールにおいても演劇においてもすごく大事なワードで、繋がないとできないものだと思っています。そういう意味でもハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」を、別のものとして切り離して考えるのではなくて、繋がりとして両者大事にしていきたいというのは、僕だからこそ大事にできる部分なのかなと。そこをお二人に体現していただきたいなと思って選ばせていただきました。あと、部活動の先生ってなかなか変わらないじゃないですか。生徒は3年で卒業していきますけど、先生は顧問のまま残っていたりするので、そういう意味でも繋いでくれるんじゃないかなと思っています。
鎌苅:野上さん、頼もしいですね。
野上:そうですね。今のコメントすごくないですか?
須賀:ここだけ(記事に)書いてくださいね(笑)!
野上:本当に書いてあげてください! 木村さんと大高さんは有名な劇団出身の方で、彼らが小劇場の演劇シーンを作ってきた伝説の役者さんたちなんです。このお二人に改めて参加していただくというのは、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」からのバトンも繋ぎつつ、脈々と繋がれている小劇場や演劇界のバトンも繋いで、劇団「ハイキュー!! 」としてのクオリティの底上げの一端を担っている。それがこのお二人だと思うので、中身に関しても期待していただければと思います。
サブタイトル「出逢い」にこめられた想い。
須賀:この「逢う」という字が一般的な「会う」という字ではなく、難しい字になっているのは意味があって。この文字の意味は「より親しい人と会う」「偶然出会う」という二つの意味合いがあります。ひとつは猫又監督と烏養前監督から続いている、烏野と音駒という親しい仲での「出逢い」という部分と、日向と研磨が遭遇する「出逢い」。この二つを掛け合わせている意味を表現できたらいいなと思って、今回は「出逢い」というサブタイトルをつけさせていただきました。
鎌苅:そちらを聞いた時、東さんはいかがでしたか?
東:すごくいいタイトルだなと思いました。古舘先生が初めて出逢った「ハイキュー!!」のキャラクターは、日向たちよりも先にいた黒尾と研磨なんですよね。そういう意味でも、黒尾と研磨たちに皆さんにも出逢っていただくことで「ハイキュー!!」の世界が広がっていくという、今回の公演に本当にぴったりなサブタイトルだと思います。
新作公演に向けての意気込み。
野上:私たちはみなさまにいつも支えられています。公演のスケジュールも出て、チケットも販売します。私たちがチケットを売るということは、「これからとてもいい作品を見ていただきますよ」というお約束なんです。先ほど「ビジュアルは皆さんへのお手紙」と言いましたが、チケットを売るということは約束を交わしているんだという責任を持って、素晴らしい舞台を届けたいと思っています。もしよろしければ引き続き応援ください。
東:これだけ多くの方々のお顔を実際に拝見しながら話せると言うのは貴重な機会ですし、顔を合わせた皆さんだからこそ何度でも観ていただきたい。そんな自信のあるものにこれから須賀さんが仕上げてくれると思いますので。
須賀:(笑)。一緒にね?
東:一緒に頑張りましょう! 5月は予定を空けておいていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
大村:今日は緊張でオドオドしている感じを見せてしまったんですけど、本公演ではずっしり構えた黒尾鉄朗を演じ切りますので、皆さん是非会場までお越しください。
湊:僕も今日緊張しちゃってて、隣にクロがいるのが心強かったんですけど。自分ひとりじゃ作れない作品なので、研磨として頑張りつつ、劇団一丸となって精一杯頑張って行きたいと思います。楽しみにしていてくれたら嬉しいです。
若林:劇団「ハイキュー!!」として初めて地方公演に行けるということで、僕の地元である大阪公演もすごく楽しみで嬉しいです。一公演一公演気を抜かず、スタッフさんとキャストのみんなと力を合わせて精一杯頑張ろうと思います。
加藤:この劇団「ハイキュー!!」は、キャスト全員とスタッフ全員とお客様全員の熱量が入り混じる熱い空間だと僕は思っています。まだ劇団「ハイキュー!!」の公演をご覧になられていない方も、今作は是非劇場に足を運んでいただいて、僕たちと一緒に熱い空間を一緒に分かち合えたらいいなと思います。応援よろしくお願いします!
須賀:いち「ハイキュー!!」ファンとして僕自身が見たいものを追い求めつつ、彼らにしかできないことも大切にして、また新しい「ハイキュー!!」の側面をみなさんに楽しんでいただればと思います。絶対後悔させないので、是非劇場にお越しください。
公演概要
劇団「ハイキュー!!」〝出逢い〟【ストーリー】
小学生の時に見た〝小さな巨人〟に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。だがそこには、中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!? 反目し合うも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、奇跡のような〝変人速攻〟を生み、"堕ちた強豪、飛べない烏" と揶揄されるまでになっていた烏野復活の足掛かりとなるのか!?
そして舞台はGW合宿。かつての因縁のライバル、東京の古豪・音駒高校との練習試合が組まれている。この出逢いが彼らにもたらすものとは?
【期間・劇場】
東京:2025年5月17日(土)~5月25日(日)品川プリンスホテル ステラボール
大阪:2025年5月30日(金)~6月1日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【原作】古舘春一 「ハイキュー!!」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
【演出】須賀健太
【脚本】伊藤マサミ
【音楽】和田俊輔
【振付・ステージング】HIDALI
【出演】
日向翔陽 加藤憲史郎
影山飛雄 若林星弥
月島 蛍 灰塚宗史
山口 忠 吉野俊矢
田中龍之介 熊沢 学
西谷 夕 中⻄智也
縁下 力 益川和久
木下久志 木村和磨
成田一仁 柊⽃
澤村大地 磯野 亨
菅原孝支 野島大貴
東峰 旭 河野凌太
孤爪研磨 湊 丈瑠
黒尾鉄朗 大村征弥
海 信行 奥村等士
夜久衛輔 高橋祐理
山本猛虎 横山統威
福永招平 高岩芯泰
犬岡 走 耀
嶋田 誠 坂田大夢
滝ノ上祐輔 上山航平
武田一鉄 大野瑞生
烏養繋心 碕 理人
烏養一繋 木村靖司
猫又育史 大高洋夫
【一般発売日】2025年3月16日(日)10:00
【チケット料金】S席 10,800円 A席 8,800円 U-18チケット4,800円(全席指定・税込)
※U-18チケットは来場時に18歳以下の方のみ購入が可能となります。詳細は公式サイトをご確認ください。
【チケット取り扱い】チケットぴあ
【チケットに関するお問い合わせ】チケットぴあ
【公演に関するお問い合わせ】ネルケプランニング
・公式X:@gekidan_haikyu/#劇キュー
・公式HP
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