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2024.12.04

ライフスタイル

【親子で読める!小学生の中学受験の話】あこがれの中学校「昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校」をリサが取材!

<保護者の方へ>生徒の可能性を伸ばし、リーダーとなる女性を育む キャリア形成を意識した中高6年間の教育

昭和女子中学校・高等学校のカリキュラムや学校教育の方針について、同校の中学教諭・竹田先生にお聞きしました。

――昭和女子中学校・高等学校の教育理念「世の光となろう」について、また、それに基づいた校訓三則についてお教えください。

竹田先生「『世の光になろう』という教育理念は、本校の前身を作った人見圓吉の開校時の言葉『これから生まれる新しい文化を学び、自らに取り入れ、世を先導できる人になろう』を、簡潔にまとめたものです。

それを具体的な言葉で表現したのが『清き気品』『篤き至誠』『高き識見』という校訓三則です。生徒はこの目標に向かい、日々学習をはじめ様々な活動に励み、信頼に足るリーダーとなることができる女性を目指しています」

――リーダーシップをとれる女性を育てるために、具体的にはどのような学習や活動が行われていますか。

竹田先生「通常の学校生活の中で言うと、例えば、朝礼プログラムの中に感話というショートスピーチの時間があります。クラスの中で毎朝1人が『最近自分が感じたこと』などについて話す時間なのですが、文章をまとめて誰かに伝えるというトレーニングが自然とできるようになっています。

そのほかにも、研修旅行やクラブ活動などで一人ひとりが役割を担うことで、活動の円滑な進め方や自分自身の行動のあり方を考える力を身につけています」

――3つのコースがあるとのことですが、それぞれのコースについて教えてください。

竹田先生「まず、本科コースは文系・理系どちらもバランスよく学ぶことができるコースです。入学してから自分が関心のあることを見つけたいという方は、さまざまなことを多面的に学ぶことができる本科コースがよいかもしれません。ここで興味のあることが定まり、なおかつ一定の成績を修めると、後述の2コースに転籍することも可能です。

スーパーサイエンスコース(以下、SSコース)では、より実験的思考を養う目的で理科系の科目の授業が多くなっています。自分が関心のあることを研究テーマとして、6年間探究し続けることができます。好きなことに没頭できるところを魅力に感じ、本コースを志望した生徒も多いようです。実際、今年はロボティクスに興味のある生徒が、海外のロボットコンテストに出場しています。
そのほか、企業から講師をお招きしたり、テスト後に生徒と教師で上野の国立科学博物館に企画展を見に行ったりすることもありますよ。

グローバル留学コースは、中学1年生からクラスの学級担任に英語ネイティブの教師がつき、日常的に英語を活用できる環境なのが特長です。先ほど話した朝のショートスピーチも全て英語で行います。また、高校1年の夏、秋からカナダに1年間留学に行くカリキュラムも本コースならではです。中学3年間はこの研修旅行に向けて英語を学びます。そのほか、中学2年生からは中国語を学ぶ授業もあります。



――昭和女子中学校・高等学校の特色あるカリキュラムをお教えください。

竹田先生「本校には独自の探究学習のカリキュラムが全コースにあります。例えば、本科コースでは『ラボ活動』という科目名で中学1年生から高校3年生まで段階的に学習を進めていきます。中学1、2年の段階で探究的な思考を身につけ、3年生以降からは自分のテーマをもって研究し、レポートにまとめる学びを積み重ねていきます。地域に密着した活動も多く、探究的な学習をしながら社会性を身につけることができます。

そのほか、国内外への研修旅行も豊富です。
現在、全コースの中学2年生が学年末に行くボストン研修は、本学園の海外キャンパス『昭和ボストン』で12日間過ごし、グローバル体験をすることができます。

そのほか、本科コースでは古都研修として京都・奈良へ行きます。
グローバル留学コースではシンガポールに行き、日本では学ぶ機会の少ない多様な文化や価値観などについて触れ、国際的な感覚を養います。

SSコースでは屋久島に行き、現地のガイドの方に教えていただきながらフィールドワークを行います。自然の動植物に直接触れる体験をし、自然科学的な教養を深めていきます」



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Photo/Arai Yuka Text/Yoko Masaki 

タグ: 中学生 山腰理紗

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