徳川家臣団のZ世代？　「どうする家康」井伊直政役・板垣李光人と“熱さ”のハナシ

全ては“作品を良くする”ということだけ　
それに必要な事は全部やります
“人の懐に入る”“交渉術に長けている”など、直政の人間力は板垣さんにも通ずるところがありそうです。いつもどういう心構えで現場に入っているのでしょうか。
「今回演じる井伊直政は、今まであまりやってこなかったタイプの役柄。これまで何度か同じようなキャラクターを演ってきて、それを見て、なら分かりますけど、そうではない中でこういう役を『大丈夫、出来る』と製作陣の方々が思って下さったというのは嬉しいですし……光栄に思います。僕も、皆さんが大丈夫と思って下さったことを信じて、演じています。全ては“作品を良くする”ということだけなので、それに必要なことは全部やります。直政は、新鮮で楽しいですね。自分の奥底にくすぶっているまだ開けたことのない引き出しを探してみたりだとか……悩むことが、楽しいです」



井伊直政と徳川家康の関係はいかがでしょうか。
「最初はそもそも家康を殺そうとするところから始まって……“徳川四天王”と呼ばれるまでになる。そこの彼の気持ちの変化は一つの見どころだと思います。直政は家康に仕え、お守りしている身。信頼してついていこうと決めた殿がいるからこそ、今こういう自分がいる、という意味では守ってもらってもいるな、と感じていますね」

演じられる直政の見どころ、板垣さんから見た直政の印象を教えて下さい！
「家臣団はみんな三河出身ですが、直政だけは遠江なんです。別の土地の者で一人だけ若い彼が混ざることを、自身でも異質だと感じている。その中でどう振る舞って出世していくのか、という部分は楽しみにしていて欲しいなと思います。今回脚本を担当されている古沢（良太）さんが、僕の雰囲気を汲んで下さっているんだろうな、ということを台本から感じていました。直政は……焚き火のような轟々とした炎のイメージですけど、今作ではどちらかというと静かな……静かだけど、熱い感じだなと思いましたね。自分もそうですが、今の10代、20代の人って、どこか冷めたようなところがありますよね。『すごく熱血！』という人にはあまり会ったことがないし……まさに、そんな感じ。家臣団の中のZ世代だと、今作では思っています」


ラストにキュートなワガママをお願いします！
「ふり落とされないように、ついてきてね♡」

家臣団のZ世代と自称しながらも、言葉の節々に熱さを宿す板垣さん。静かに燃える板垣さんの熱量が、爆炎となって盛り立てる大河『どうする家康』をお見逃しなく！

♪ ニコ☆プチコボレバナシ ♪
この日のカメラマンは板垣さんがニコ☆プチモデル時代に、一緒に撮影したことがあるスタッフ。そのことを伝えると「鎌倉で撮影した時ですよね？」と、記憶力ばっちりな板垣さん☆　「わぁ～……懐かしい……」と少し照れていた姿が、とってもキュートでしたとさ♡

大河ドラマ『どうする家康』
［NHK 総合］毎週日曜20:00～
［NHK BSプレミアム・BS4K］毎週日曜18:00～

▼公式HP
https://www.nhk.or.jp/ieyasu/

板垣 李光人（いたがき・りひと）／2002年1月28日生まれ。映画『約束のネバーランド』でのノーマン役を皮切りに、立て続けにドラマ・映画へ出演。「カラフラブル～ジェンダーレス男子に愛されています。～」や「シジュウカラ」など主演作を輩出する他、ファッション、メイク、イラストなど、さまざまなフィールドでセンスを発揮。7月から開催される「テート美術館　光　― ターナー、印象派から現代へ」ではアンバサダーに就任。唯一無二の光を放つ“Z世代”代表俳優。

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