【ニコ☆プチ小学生新聞】今世界が抱える問題って…？ 「地政学」を学ぼう！

学校やおうちでみんなに話したくなる知識がゲットできるニコ☆プチ新聞♡ しっかり学んで、どんどんかしこくなっちゃおうっ！　今回のテーマは地政学について。地政学の意味から、今世界がかかえている問題までくわしく説明するよ〜！

プチ㋲ナビゲーターは……星乃 あんな（あんにゃ）

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地政学ってなーに？

地政学（ちせいがく）とは、地理と政治を合わせて考える学問のコト。
地球上のさまざまな国の地理状況に注目して、国同士が行う政治を考えるよ。

たとえば日本は四方を海でかこまれているけど、ヨーロッパの国は陸でつながっていたりするよね。国同士が近いと旅行などで経済がうるおうこともあるけど、常に良好な関係を築かないといけなかったり苦労がたえないことも。 

今の世界各国の関係って？？

世界には196カ国あり、さまざまなグループに属しながら政治を行っているよ。
平和をたもつために各国で築いている協力関係はコチラ！

・国際連合（こくさいれんごう）

1945年に発足された、平和の維持と社会の発展を目的としてつくられた国際機関。2020年3月の時点では193ヶ国が加盟しているよ。 国連の目的は全部で4つあり、「全世界の平和を守ること」「各国の友好関係を発展させること」「国際問題の解決と人権の尊重」「これらの目的を達成するために国連が中心として存在すること」がさだめられているよ。 

SDGSを選定したのも国連なんだ☆
SDGSとは、人類が今の生活をこの地球上で今後も続けてくために、2030年までに達成するべき17の持続可能な開発目標のこと！


・NATO（北大西洋条約機構）
加盟国は30ヶ国で、ヨーロッパやアメリカなどが属しているよ。NATOは、加盟国の国が武力でこうげきされたら、全加盟国へのこうげきとみなして共同で守るのがとくちょう。設立当初は、旧ソ連との冷戦下、北大西洋条約機構西側諸国の安全を守るための存在だったよ。

・G7（ジーセブン）
アメリカ合衆国・イギリス・イタリア・カナダ・ドイツ・日本・フランスの7ヶ国の先進国で行われる会議のこと、またその会議に参加する国々のこと。 世界経済の成長や気候変動などの問題を話し合うよ。世界経済が大きな問題に直面。

☆世界の国々は政治で対立していても経済面では協力していたりと、それぞれの事情で関係をむすんでいるの！！

＼なるほどね！／


【今世界が抱える問題】
世界にはたくさんの国があるから、経済や政治の面で問題が山積み。2020年から世界的問題になっている「新型コロナウイルス」も忘れちゃダメだね。

・円安
2022年3月以降、円安・ドル高が進行していて、日本に大きな影響が。円安は「輸入」す るモノが高くなるから、スーパーでの食料品などが値上がりしてしまう。だからといって「円高」は「輸出」が高くなってしまうし、バランスが大事だね。

・ウクライナ情勢
2022年2月にロシアがウクライナ に侵攻を始め、世界で大きなニュースに。侵攻の1つの 原因として、もともと旧ソ連として同じ国だった「ウクライナ」が、ロシアと敵対している「NATO」に入ろうとしているからだといわれているよ。

・新型コロナウイルス
2019年12月に中国の武漢市で第 一例目の感染者が報告されてから、もうすぐ 3年をむかえる「新型コロナウイルス」の問題。日本は、3密をさけるなど感染予防をしながら「ウィズ・コロナ」の新しいライフスタイルを確立しつつあるよ。

【日本の対外問題】
国と国の関わり方ってむずかしいよね。意外と知らない日本の対外問題をここでおさらい！

Q .日本がかかえる対外問題って？
日本が他国とかかえる問題のなかでとくに「領土問題」に関しては忘れてはいけないね。「竹島」「尖閣諸島」「北方領土」など、ふだんは政治や経済において友好関係にある国と領土問題でももめているなどあるよ。

Q .日本は平和で安全じゃないって本当？
日本は1945年の第二次世界大戦後、70年以上の平和をたもっている。ただ世界ではたくさんの争いがおきていて、ロシアのウクライナ侵攻もひとごとではないんだ。北朝鮮による核ミサイルの開発など身近にもきょういがあるよ。

Q .どうして地政学が必要なの？
ウクライナ侵攻で注目された地政学。領土問題や民族問題などたくさんの対立が起きているなかで、地理からみた政治を知ることで、「ふくざつ」で「ふとうめい」な世界各国の関係を整理してみることができるよ。

Q .今わたしたちができることって？
まずは世界情勢に興味を持ち、おきていることを知ることが大切。日本は海に囲まれた島国で、そのおかげで得られる利益と不利益があるんだ。その関係性を理解することで、今の世界情勢をより理解することができるよ。

＼問題山積みだー！／


出典：外務省 ホームページ