2022.05.29
ニコ☆プチ保健室
【めざせつるつるお肌】ただしいムダ毛の処理のしかた【子ども脱毛】
半そでやミニスカートなどを着ることが多くなる季節、足や腕、ワキの毛が気になるよね……。毛が生えるのはみんな同じことだから、決してかくさなければならないものではないよ! でも、「どうしても気になってしまう」「肌にやさしい処理の仕方が知りたい」という子は、この記事を読んで正しくツルピカ肌をめざそう♡
Q1. 毛を剃り続けていると、毛が太くなるって本当?
キホン的に、毛をそると太くなったり濃くなったりしていくということはほとんどないよ。毛をそると、毛と一緒に角質もそられて一時的に肌が白く見えるから、それが影響しているのかも。
毛の黒色は白くなった肌色に対して目立つので、濃くなったと感じるのかもしれないね。
Q2.おうちで毛を処理する場合のOK方法&NG方法は?
おうちでやるなら、そるのが一番お手軽かつ安全だよ。でも、乾いた肌に直接刃を当てるのはNG!必要な角質までそってしまい、肌が傷ついてしまうおそれがあるよ。
かならず乳液やボディーソープなど、皮ふを守ってくれるものを塗ってからそるようにしようね。
ちなみにカミソリはT字のものを使うと安全!(※それでも、初めてのときや慣れていない場合は、おうちの人とやりましょう!)
そる方法以外なら、除毛クリームもおすすめ。除毛クリームは、毛を剃るのではなく、溶かすという仕組み。
肌を傷つける心配がないのが特ちょうだよ。こちらも初めて使う場合はおうちの人と一緒に試すようにしてね。
また、人によっては、使用後にかゆくなったり、皮がむけたりしてしまう場合があるから、まずはテストとして小さいはんいで試すことをおすすめするよ!
NGなのは、毛を抜くこと。抜いたことで開いた毛穴に菌が入り、炎症を起こしてしまうことがあるの。なるべく毛を抜く方法はひかえようね。
Q3.医療脱毛って何? 子どもでもできるの?
医療脱毛は、毛の黒色に反応するレーザーを毛根(毛の根っこ)に当てて、毛を生えなくする処置のこと。そる方法や除毛クリームは、数日したらまた生えてくるけれど、医療脱毛をするとキホン的にはもう生えて来なくなるんだよ(第二次成長期前後の子どもの場合は、ホルモンにより施術後も生えてくることがあります)。
医療脱毛のよいところは、大人であれば、5〜10回の施術で生えてこなくなること。そり続けることに比べると、とても楽になるよね!
でも、決して安くできる方法ではないし、レーザーを当てる際には痛みがある場合もあるよ。子どもの場合はおうちの人と相談し、本当に必要な場合のひとつの方法として考えてほしいな。
現在、「体毛が濃いことがコンプレックスで悩んでいる」「スポーツや習いごとのユニフォームや衣装でどうしても見えてしまう」というような理由で、子どもでも医療脱毛を受けているよ。
カンタンに受けられるものではないけれど、どうしても必要だったり、毛に悩んでいる場合は、おうちの人に相談してみてね。
Q4.医療脱毛をする場合、気をつけることはある?
まず、日焼けは絶対にNG。レーザーは黒色に反応するので、日焼けした肌に当てるとレーザーの熱によってやけどをしてしまうことがあるよ。それから、まだまだ子ども脱毛をしている病院は多くないから、公式HPなどに「子ども脱毛ができる」と書いてある病院は子供への施術に慣れていることが多いのでおすすめ。
また、子どもの肌は大人より弱く、施術後に赤くなってしまう人もいるため、すぐに対応できる皮ふ科医がいる病院でやってもらうようにしよう。
※病院選びはおうちの人にお願いしてね!
Q5.医療脱毛って、どんな人に向いているの?
先ほど言ったように、毛が濃いことがコンプレックスな人や、スポーツなどで毛の処理をひんぱんにする必要がある人に向いているよ。また、しっしん体質で、カミソリでそったり除毛クリームを塗ったりすることができない人にも、肌を傷つけずにできる毛の処理としておすすめなんだよ。
毛をそることを諦めていた人も、正しいケアをすれば毛の処理をすることはできるよ!
「毛が気になるけど肌が弱くて処理ができない」という子も、子ども脱毛ができる皮ふ科などに相談してみるといいかも。
毛が生えてくるのは当然のことだし、みんなの体が大人になっている証拠。でも、正しく処理をしないと、肌荒れがひどくなったりかゆくなったりすることがあることも覚えておこう。
この記事で紹介した処理の方法をためす場合は一人で判断せずに、おうちの人と話したり、皮ふ科に相談したりしてみるのもおすすめ。
自分に合っている処理方法を見つけてね。
お話を聞いたのは…
水谷皮フ科クリニック 院長 水谷治子先生
肌にまつわる病気の治療をされているほか、美容皮ふ科の先生として美肌になるための治療や施術をしているよ。
水谷皮フ科HP…https://mizutani-hifuka.com/index.php
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Illustration/Aki Sugii Text/Yoko Masaki